冷たい手がぞろっと、私の恥ずかしい部分をなぞる。
 その感覚に夕べのことが思い出されて、私は体を強ばらせた。
和也「こうやってじっくり見ると、やっぱりすごいな」
佐知代「や、やめなさいっ、み、見ないでっ……」
和也「くくっ……。義姉さんって毛深いですよね。ほら、こんなとこまで毛が生えてる」
佐知代「っ…………!!」
 馬鹿にしたような声で言いながら、彼は私の恥丘をなぞってくる。
 私は気にしていることを指摘され、カッと頬を染めながら彼を睨んだ。
和也「あれ、もしかして義姉さん、毛深いの気にしてる?」
佐知代「だっ……黙りなさいっ! もう離してっ……、あ、あんなこと、あれっきりよ……!!」
和也「ははっ、そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃないですか」
佐知代「んくっ……!」
 柔らかい膨らみを撫で回され、そこに生えた恥ずかしい毛をつんと引っ張られる。
和也「このギャップが堪らないんですよ……清楚な見た目の義姉さんが、ココにはこんなにボーボーに毛を生やしてるなんて」
佐知代「やっ、やめて……そんな恥ずかしいことっ……んんんっ……!!」
 『クチッ……』
 身を捩って逃げようとする、その体をまた押さえられ、今度は乾いたままの割れ目に強引に指を入れられた。
 強い痛みに、私は思わず体を強ばらせ、息を詰める。
佐知代「ちょ……、ちょっと、や、やめっ……い、痛いわっ……」
和也「平気ですよ、義姉さんはマゾだから……こんなのでもどんどん濡れてきちゃいますよ」
佐知代「ふぁっ、あっ……いやっ、そ、そんなに強引に、グリグリしないで……っ!!」
 まだ濡れてもいない割れ目を指でかき広げられる。
 強引に進んでくる指の感覚に、粘膜はひりつくような痛みを覚えた。
 それだけじゃない、
佐知代「んんんっ……!! い、いやっ、そこは……、そ、そこっ、触らないでぇっ……!!」
 ぐりっと荒っぽく、包皮の下に隠れていたクリトリスまで触られてしまう。
 乾いた指でそこを触られる苦痛に、私は身悶えして必死に逃げようとした。
和也「ほらほら、もうそんなに悦んでるじゃないですか」
佐知代「ちっ……違うわっ、い、痛いのっ……そ、そんなに乱暴にしたらっ……」
和也「へぇ、じゃ、乱暴にしなきゃいいんですね?」
佐知代「そっ、そんな訳ないでしょっ……、んんっ、んくぅう……っ!」
 ざりっ、ざりっとこね回される感覚に、私は何度もお尻を跳ね上げてしまう。
 彼の視界に、それがどんなにいやらしく映るか分かっていながら、腰の、お尻の動きを、私は止められなかった。



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